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みんなの留学体験記

不登校留学

青景珠実 さん

広島県福山市出身。日本での不登校から一転。
アメリカの高校では優秀な成績をおさめ、
現在、UCLAで心理生物学を専攻中。

 

 

高校1年生の時は、学校に行ったり行かなかったりの繰り返しでした。学校に行く意味がわからなくなったのです。又、親から「医者になりなさい」と言われ続け、プレッシャーも受けていました。思春期ということもあり、反発するようになり、サッカーの追っかけを始めました。これも学校に行かなくなった原因の一つです。

 

しかし一番大きな原因は、学校と教師に対する不信感が根底にありました。生徒に対する愛情が感じられない先生、ただ就職のために先生になったとしか思えない様な無気力で無関心な先生、大学受験のためだけの勉強、それら全てに疑問を感じていたのです。なので、進学校に通っていたにもかかわらず、進学する気が全く無くなっていました。

 

その頃、3週間だけイギリスへ体験留学することになりました。英会話グループでの団体旅行のはずが、なぜか1人で行くはめに。初めての海外旅行だったこともあり、不安でいっぱいでしたが、初めて1人で行動することによって、自分に自信を持つことができたのです。又、そこで出会った友達との語らいがきっかけで、留学しようと決意しました。

 

帰国後、日本にこのままいても意味が無いと思うようになり、高校2年の時ネットでアメリカ留学を調査しました。IGE社長の娘さんの話を聞いた後に、自分を重ね合わせることができ、アメリカ留学を決意しました。

 

高校に留学したのは、2003年の3月です。私はこの高校留学で、全てに目覚めました!高校の印象は、自由!最初はその自由さにも戸惑いましたが、その中で、自分を探すというのが一番重要課題だと気が付きました。又、生徒と先生の関係が日本とは全く違い、先生とは家族のようなコミュニケーションを取ることが出来ました。先生を名前で呼んだり、先生の家でお泊まり会を開いたり、一緒に買い物に行ったりと、まるで友達や家族感覚。

 

日本で家族とコミュニケーションをとるのが難しかった分、そこで強い関係を結べたのが、前進の全てだと思います。それから、アメリカは個性をのばすことを重要視しています。教室では人の目を気にしないで、自分の意見を述べる事が重要であることを学びました。ここでは、自分の好きな服を着ることや、パーマもピアスも、それぞれの自己表現なのです。

 

一方、日本では、制服から髪型まで何もかも一緒。外れると白い目で見られます。しかし、アメリカにはいろんな人種がいるし、趣味も多彩。パンク。ヒップホップ。それぞれのジャンルを認め合うのが文化なのです。本当に、伸び伸びと学校に通い、生活できます。

 

この環境の中で、成績もぐんぐん伸びて行きました。特に一生懸命勉強しているわけではなかったのですが、授業が楽しく、宿題や予習も楽しくなってきたのです。成績が上がれば、先生も応えてくれるし、周りに信頼されます。

 

日本では試験や受験の勉強ばかりで、本当に自分が興味を持っている事の勉強はできませんでした。例えば、アメリカでは読む本も自分で決めることができます。感想文を書いたら、先生は決して否定せずにほめてくれます。日本では答えは一つですが、アメリカでは正解は幾つもあるのです。大事な事は、自分の正直な意見を述べる事です。そこから議論が始まります。

 

その様にして、先生は生徒のモチベーションを上げてくれます。だから。成績が良くなったのも、「知らない内に」というのが正直なところです。

 

それをきっかけに、インターナショナルスチューデント(国際生徒会)の委員長になりました。その役割はいろいろありましたが、例えば、問題を起こした生徒に対して、生徒会がその生徒を審査するのです。決断を下すのも生徒会。それだけ、先生方が生徒を信頼してくれているので、その期待に応えたいと思うようになりました。

 

高校を卒業後、サンタバーバラ・カレッジを経て、現在はUCLAで心理生物学を専攻中です。日本の高校で不登校だったことが夢の様です。あのまま、日本にいたら、私はどうなっていたか分かりません。

 

今、日本にいる高校生や大学生、それに不登校生は、悩みも大きいと思います。でも、自分のやりたいことが見つからないのであれば、色んなことに挑戦してみてはどうでしょうか?その選択肢の大きなものが留学です。日本は閉鎖的でやりたいことが見つかっても、それを実践するにもハードルが高いです。自分のやりたいことに向かって挑戦すれば、絶対に自分に返ってきます。