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留学体験 - 鶴見あずみさん

ピラティスの素晴らしさを実感、更に知識を深めるために再度留学したい!

鶴見あずみさん
名古屋出身。渡米前はナースとして病院に勤務。また、現在も続けているクラシックバレーは、20年以上の経験。帰国後は、よりピラティスの知識を深め、将来自身のスタジオ設立を目指す。

♦ ピラティス・マット&エクイップメントインストラクター資格取得おめでとうございます!

ありがとうございます。無事に取得できてほっとしています。

♦ 今回プログラムに参加しようと思ったきっかけを教えていただけますか?

看護師として働いていたのですが、”これから先ずっとこの仕事を続けていくのか”と考えたとき、自分の中でしっくりきませんでした。そんな中、元々興味のあったピラティスを学びたいという想いが次第に強くなっていき、思いきって仕事を辞め、留学することを決意しました。ピラティスに興味を持ったのは、幼少より続けていたバレエを通してです。レッスンを受ける度に、「どの筋肉の力を使って動き出せばいいのか」「どの骨をどの方向へ回転させれば正確なポーズがとれるのか」など、身体の仕組みを自分なりに考えながらやっていました。解剖学をはじめ、こういった骨格や筋肉などの身体の使い方を学べることに加えて、姿勢改善や綺麗なプロポーション作りにも役立つ知識を得るためにピラティスについて学びたいと思いました。そして、看護師というバックグラウンドがあるためか、リハビリ要素が強いエクササイズという事で、ピラティスについて学びたいと思い、このプログラムへの参加を決めました。

♦ プログラムに参加して良かった点を教えていただけますか?

講師ドリーの元で、みっちり3週間学ぶことができたことですね。日本でもワークショップなどは行っているそうですが、マット&イクイップメントのプログラムは、アメリカでしか教えていないそうです。ドリーは、一度に20名以上の生徒が受講していても一人一人をしっかり見て指導してくれます。実技講習ではフォームがちょっとでも間違っていると、”こうした方が良い”といった的確なアドバイスをしてくれます。また、ピラティスでは一種目を行う際でも、sequence(順序)が重要ですが、ドリーはただ単にsequenceを教えるだけでなく、解剖学的になぜその順序でないといけないのかということを常に投げかけてきました。そうした質問を通して、さらにbody movement(身体の動き)についての知識を深められました。

それと、インターンをラスベガスとカリフォルニアのスタジオ両方で行ったことで、2通りの違った指導方法を体験することができたのも良かった点です。ラスベガスのスタジオは、どちらかと言うと、リハビリ目的や歪んだ骨盤の矯正、コアな筋肉を鍛えるといったメディカル要素が強い指導法。一方、カリフォルニアのスタジオは、美しいプロポーションを保つ目的で、エクササイズ要素が強い指導法が行われていました。スタジオの雰囲気も全く違っていて、ラスベガスはアットホームな感じで、カリフォルニアは断然セレブ向け。ピラティスに通う人の目的も様々であることが分かってよかったです。


♦ 一方で大変だった点はありますか?

解剖学を英語で習って、内容を理解するのは大変でしたね。クラスメイトのアメリカ人から、”英語がネイティブの私たちでも理解するのが難しいのに、英語がネイティブでないあなたたちはもっと大変ね”と言われました(笑)しかし、日英バイリンガル・インストラクターの方から、分かり易く丁寧にチューターしていただき、本当に支えになりました。

♦ 今回の留学の感想をお願いします。

留学全体を振り返ってみて一番良かったなぁと思う点は、現地にIGEスタッフがいてくれたこと。私は留学の途中、体調を崩して、病院に行かなければいけなかったのですが、その時、IGEスタッフが直ぐに病院に予約を入れて、連れて行ってくれたので、安心して滞在することができました。現地サポートの重要性を身にしてみて感じました。単身の留学でどう対処したらよいか分からなかったので、あの時は本当に心強かったです。

♦ 今後の目標を教えてください。

具体的にはまだ決まっていません。ただ、今回参加してみて、もっとピラティスを学びたいと思いました。将来は、自分でビジネスを始めることも視野に入れています。しかし今は様々なスタジオでの経験を通して、ピラティスの知識習得やスキルを磨きたいと思っています。日本ではまだイクイップメントを使用したピラティスを学べるところが限られているので、さらに知識を深めたり、他のピラティススタイルを学ぶためにまた留学ができればいいなと考えています。

♦ 最後に、これから参加する方へのアドバイスをお願いします。

参加する前に、出来る限り解剖学と解剖学の英語を予習しておくこと、そして、最低限リフォーマー(ピラティスで使用するイクイップメント)の使い方を知っておくことが大切だと思います。ピラティス経験が浅い方は、プログラム開始の数週間前に渡米して、カリフォルニアかラスベガスでインターンを行うことをお勧めします。一緒にプログラムに参加した方々は皆ピラティス初心者でしたが、その中で、カリフォルニアでインターンを行ってから参加した方は、リフォーマーの使い方に慣れている分、理解度が違うなと感じました。

また、インターンシップ時間について、プログラム期間中に出来るインターンは、せいぜい頑張っても60時間程度。サーティフィケ―ト取得に必要なインターンシップ時間数(100時間)を終わらせるのは非常に難しいです。従って、早めに渡米してインターンシップを行なうか、または、滞在を延長して、プログラム終了後に終わらせるか、どちらかをお勧めします。

♦ 鶴見さんの今後のご活躍が今から楽しみです!! お時間をいただきまして有難うございました。