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みんなの留学体験記
留学生活その後 - 修士号取得、帰国を間近にひかえて
大出幸子 さん
24歳
早いもので、ボストンに来てから、1年半が過ぎました。アメリカの生活にどっぷりと慣れてしまい、時々日本に一時帰国すると、逆に 外国に来たような不思議な気分にすらなってしまうこともあります。
先月、無事にボストン大学教育学部 教育工学プログラムで修士号を取得しました。在学中から医療分 野における教育に非常に興味を持ち、教育工学を医療教育と結びつけて、研究をすすめてきました。現在は、ボストンメディカルセンターとハーバードメディカルセンターにある2ヶ所の卒後教育研究所に勤務しています。
日本は一度、国家試験に 合格すると生涯、医師として勤務することができますが、アメリカでは年間50単位 の教育を受けることが義務付けられています。日々、めざましく医療技術が進歩する 中で、医師が常に新しい医療技術を扱うことができるように導入された制度です。私は、ボストンメディカルセンターとハーバードメディカルセンターの卒後教育研究所において、医師が使う医療教育用の教材や医療教育カリキュラムの開発に取り組んでいます。
日本では、まだ未開発の試みですが、日本に帰ってからも、医療教育 とテクノロジーをテーマに取り組んでいけたらと考えています。アメリカに発つ前 に、国際開発分野で活躍していきたいと書きましたが、その希望も忘れてはいませ ん。最近は、国連とのプロジェクトに携わっています。難民の人々を診察する医師を 対象とする医療教育のプログラム開発のプロジェクトが始まり、私もプロジェクト チームの一員として一緒に仕事をしています。 国際開発のプロジェクトはこれがまだ初めてで、まだ学ばなければならないことがたくさんありますが、これからも、医療、教育、テクノロジーそして国際開発をキーワードに、人の役に立つテクノロジーの使い方、教育プログラムの開発に関わっていきたいと考えています。
アメリカでは、毎日が非常にすばらしい経験の連続でした。なかでももっとも大きな財産となったのが、いっしょにアメリカで勉学に励む仲間たちです。多くのフルブライト奨学生と研修などを通して、親しくなったことで、世界中に友達ができまし た。世界がほんとうに近くなったような気がします。米国生活も残りが少なくなってきましたが、最後の一日まで、出会った人を大切に、好奇心を忘れずに、有意義な留学を全うしたいと思っています。
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