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就職エキスパートがお届けする就職必勝コラム

キャリアコンサルティング会社経営:熊野弘社長


20年の在米経験と、日本人留学生のキャリアサポートの実績を
生かし、IGE留学生の留学後の就職コンサルティングを行います。

 


海外での就職活動スケジュール

就職活動では情報収集や自己分析にじっくり時間をかけることが重要ですが、そ のためにはスケジュールをしっかりと立てること、そしてそのスケジュールを常 にアップデートしながら自分にあった就職活動パターンを作り上げていきましょう。

 

就職活動のスケジュールを立てるためにまず日本または米国での就職のどちらを 優先させるのか、を考える必要があります。 時期的に考えると、日本企業の採用活動は皆さんの卒業よりも早ければ1年以上 前から始まっていますので、まず日本での就職準備を始めるのが賢明でしょう。

 

留学生の場合、OPT(Optional Practical Training)の許可を得ない限り米国 での就業ができないので、企業側としてもまず許可を得てから採用のプロセスに 入ることが多いようです。その意味では米国で就職するための実際の活動は卒業 時期の間際または卒業後になっているのが先輩たちの実情です。

 

ところが、日本企業は留学生に関してはかなり早い時期から採用の第一段階を始 めており、卒業時期の1年以上前から内定を獲得している学生も存在しています。 この学生にとっては、まず日本での就職先を確保した上で、アメリカでの就職を 探すことができ、運良くアメリカでの 就職が見つかれば、その時点で選択することができます。

 

多くの先輩が、まずアメリカで探そうとして日本での就職準備をせず、卒業して からもなかなか就職先が見つからず、あきらめて日本への就職準備にかかってい ます。その際にはすでに卒業してから時間がたっており、企業によっては新卒で の採用基準では対応できない場合もあるようです。就職活動のステップを考える前に、まず「日本での就職準備、そしてアメリカ」 という順番を再確認してください。

 

就職活動のステップは?

 

就職活動は次の3つのステップの繰り返しです。

  1. 自己分析 (2〜3ヶ月)
  2. 情報収集 (3ヶ月)
  3. 実行(エントリー・応募・面接)(エントリーから面接までは6ヶ月)

合計で12ヶ月以上かかると考えていてください。 そうすると、今年の6月に卒業する予定の人は、すでに 3の状況にいるはずです。 自己分析と情報収集を同時進行しながら、エントリー、応募しているのではない でしょうか。 自己分析で自分の方向性・志向性を見つけ、リクナビなどの情報ツールで企業を 検索し、企業や業界の情報を収集。それして志望の企業にエントリー・説明会や キャリアフェアへの参加・面接という実践。そしてもっとも大事なのはひとつの サイクルごとに反省し、次のサイクルへそれを生かしていくことです。

 

また、このサイクルが一社について一回とは限りません。面接が第1面接、第2 面接と進むにつれ、自己分析をさらに深め、その企業の情報を調べたり、先輩や 社員のお話を聴いたり、そして更なる面接への準備をしていくことになります。 当然、複数の企業をほぼ同時期に受けているわけですから、実際の就職活動は企 業ごとにこれらのステップが複雑に絡み合ってくることになります。

 

話が変わりますが、(株)リクルートの海外大生の就職意識調査によると海外大 生の平均企業応募数は5社程度だそうです。日本の大学生は30社、40社と応 募しているのに比べると大きな差がありますね。私はこの差は意識の差というよ り複雑に絡み合った就職活動のステップを経験して、学業との両立を図っていて アップアップになってしまい、5〜6社の応募で力尽きてしまうからではないか と思います。

 

とくに情報収集はネットツールだけに頼らなくてはならず、フラス トレーションも溜まってしまいます。 実際の就職活動に入る前に、じっくりと計画を立てることが肝心です。 適性診断試験を受けてみる 自己分析のステップは前回簡単にご説明しました。じっくり時間をかけて自分の 好きなこと情熱が発揮できることを見つけてもらいたいと思いますが、なかなか 自分の考えだけで頭をひねっていても堂々巡りになってしまうことも多く見かけ られます。そんなときには先輩や社会人の意見を聞くのも手ですが、海外にいる となかなかチャンスがありません。

 

海外でもできる職業適正診断試験があります。 GCSでは4月26日から(株)リクルート社のR-CAPという職業適性診断試験を米 国で簡単に受験できるように陣美しています。この試験ではあなたの適正を約 300問の質問の回答と、140種類の職業についている先輩たちの仕事満足度 から科学的に分析して、あなたに合った職業を示してくれます。また、140種 類の職業それぞれがどんな人に向いているのかも説明しています。

 

http://www.r-cap.net/RCAP06/

 

この結果だけを見て、迷う必要はありません。GCSではその結果を元にあなたの 就職活動を支援するコンサルティングも行っています。詳しくはGCSのホーム ページをご覧ください。

 

情報ツールの活用

 

さて、自己分析の次は情報収集です。まずは海外大生向けの就職情報サイトに登 録し、サイトの検索機能を使って、 自分の志向性に合った企業を検索してみましょう。たとえば、(株)リクルート 社のリクナビ2006にはすでに6000社以上の企業情報と1万人以上の先輩 社員の話が入っています。

 

リクナビで企業情報を検索し自分の興味のある企業を見つけた後、企業の情報を 比較したり、採用情報を吟味して自分が受かりそうかどうかを悩んでみたり、と ネットを駆使しての情報収集にほとんどの人が多くの時間を使っているはずです。 「国際的」「英語」「海外勤務・出張」「外資系」など留学生ならではのキー ワードを使って企業を検索している人も多いはず。

 

自己分析で見つけたキーワード「挑戦」「夢」「スキル」などを先輩情報のキーワードとして使ってみてもいいと思います。職業適性診断試験で見つけたキーワードや職種なども活用しましょう。 たくさんの情報の中から、自分が興味の持てる企業を見つけてください。

 

エントリー・応募・面接

 

興味のある企業を見つけたら、リクナビ上からエントリー。特に海外大生特集に 載っている企業は要注意。海外からのエントリー・応募を積極的に受け取ってい ますから、まずこの企業をチェックしましょう。

 

エントリーする場合、キャリアフェアに参加する企業を狙うのは常道です。日本 と米国で開催される海外大生のためのキャリアフェア(ジョブフェア)は絶対に 見逃せないチャンスです。活字での情報よりも実際にその企業で働いている人と 直接会って話をすることが想像以上の情報収集になります。

 

6月29日・30日には東京でリクルート東京キャリアフェアが開催されます。 海外大生を積極採用する企業が東京に一堂に会します。ぜひこのチャンスも見逃 さず、数少ない海外大生向けのフェアを最大限活用して海外大生の就職活動を充 実させましょう。詳しい情報はリクルートのリクナビ海外大生(http: //kaigai.rikunabi.com)でチェック。 たくさんの企業に応募することで、多くの企業と出会うことができます。そのた めには十分に準備し、自分の軸を見つけておく必要がありますね。

 

さて、次回は企業に応募する際に必要な「エントリーシート」の書き方です。

 

バックナンバー:
第1回 2月 何からはじめる?就職活動
第2回 3月 自己分析って何だろう
第3回 4月 海外での就職活動スケジュール
第4回 6月 キャリアフェアの有効活用

(注) キャリアフェア 海外大生のためのキャリアフェアは企業の人事担当者と会えるチャンス。 就職活動の必須ツール、リクナビを提供している(株)リクルートでは年3回キャリアフェアを実施しています。リクルート東京キャリアフェア 6月末と12月中旬に東京で開催リクナビWest Coast Career Fair アメリカ西海岸で秋ごろ開催の予定 http://www.rikunabi2006.com/06/JP/にこれから開催されるキャリアフェアの情報があります。
熊野 弘 プロフィール 59年東京生まれ。慶応義塾大学工学部卒業。大型コンピューターのプログラマーを経たあと、86年に渡米。カリフォルニア州立大学で心理学を学ぶ。88年より南カリフォルニアで帰国子女教育に携わる。2000年より株式会社リクルートの米国現地法人リクルートICIにて就職および転職斡旋サービスとキャリアカウンセリングを担当。2004年からはGlobal Career Solutionsを設立し、株式会社リクルートの海外業務推進担当として全米の大学を訪問し、留学生向けの就職セミナーを行っている。米国Global Career Development Facilitatorの資格を持つ。Global Career Solutionsは今年から留学生を対象としたキャリアコンサルティングサービスを開始する。詳細は3月上旬OPEN予定のGCSウェブサイト http://www.glblcs.com をチェック。